永遠のマシン
ビッグバン以来、象徴的に動き続ける3Dの歯車マシン。各歯車は次の歯車を回しますが、6倍ゆっくり。最初は約3秒で一回転、最後の歯車は一回転に138億年——宇宙が存在してきた時間です。
▶ マシンをリアルタイム3Dで見る仕組み
各歯車は前のピニオンの6倍の歯を持つため、段ごとに6倍ゆっくり回ります。数段で、人の一生では動きが見えないほど遅くなります。赤い印は、ビッグバン以来それぞれの歯車がどれだけ回ったかを示します。
18番目以降の歯車は、一回転にホモ・サピエンスの歴史(約30万年)より長い時間がかかります。
歯車が次の歯車を遅くする仕組み
歯数10の小さな歯車(ピニオン)が歯数60の大きな歯車を回すと、大きな歯車が一回転する間に小さな歯車は6回転します。大きな歯車は6倍遅く、その代わり6倍の力で回ります。これが減速です。同じ軸に別のピニオンを付けて次の歯車を回すと、減速比は掛け算で増えます:6 × 6 = 36、216、1,296……22段で6²² ≈ 13京1000兆対1になります。
歯車nの一回転の時間 = 歯車1の一回転の時間 × 6^(n − 1)
計算機:あなたの歯車列はどこまで遅くなる?
最初の歯車の速さ、1段あたりの減速比、歯車の数を入力してください。
最後の歯車:一回転
14 十億年
= 宇宙の年齢の1倍
総減速比
1 : 1.316e+17
各歯車が一回転するのにかかる時間
| 歯車 | 一回転 |
|---|---|
| #1 | 3.3 秒 |
| #2 | 20 秒 |
| #3 | 119 秒 |
| #4 | 12 分 |
| #5 | 71 分 |
| #6 | 7.1 時間 |
| #7 | 43 時間 |
| #8 | 11 日 |
| #9 | 64 日 |
| #10 | 386 日 |
| #11 | 6.3 年 |
| #12 | 38 年 |
| #13 | 228 年 |
| #14 | 1,369 年 |
| #15 | 8,214 年 |
| #16 | 49 千年 |
| #17 | 296 千年 |
| #18 | 1.8 百万年 |
| #19 | 11 百万年 |
| #20 | 64 百万年 |
| #21 | 383 百万年 |
| #22 | 2.3 十億年 |
| #23 | 13.797 十億年 |
似た機械
最も有名な仲間は、アメリカの芸術家アーサー・ガンソンの「Machine with Concrete(コンクリートの機械)」です。1:50の歯車対が12組、毎分200回転のモーターで回ります。最後の歯車が一回転するには2兆年以上かかるため、ガンソンはそれをコンクリートに埋め込みました。
「Clock of the Long Now(ロング・ナウ時計)」は1万年動くよう設計された本物の機械時計です。永遠のマシンはさらに先へ。最後の歯車の一回転にちょうど宇宙の年齢がかかるよう計算され、すべての訪問者に同じ状態でリアルタイムに動いています。
よくある質問
最後の歯車は本当に回っているの?
はい、数学的に正確に。ビッグバン以来ちょうど一回転しました。今は動きが遅すぎて誰にも見えません。各歯車の位置は現在時刻から計算されます。
なぜ6倍?
大きい歯車60歯・小さい歯車10歯で1:6。これなら23個の歯車で3秒から138億年まで届きます。
どれくらいの力になる?
減速は力を増やします。理論上、最後の歯車のトルクは最初の歯車の6²²倍。実際には摩擦や材料で制限されます。